今回はエアコンの室外機の騒音や対処法について紹介していきたいと思います。
エアコンの室外機は冷媒配管で室内機とつながっており、エアコンをつけると同時にファンが回っている室外機ですが、なんだか室外機からの騒音が以前に比べて大きくなったかな?と感じることはありませんか?
そしてそれは夏の冷房使用時より冬場の暖房をつけたときに感じるかもしれません。
では、なぜそのような事が起きるのか説明していこうと思います。
なぜ冷房より暖房の方が音が大きくなるのか。
それは主に外気温です。
例えば、
夏場の外気温35℃から冷房運転で室内25℃まで下げたらその差は10℃です。
冬場の外気温5℃から暖房運転で室内25℃まで上げたらその差は20℃となります。
つまりエアコンにとってパワーがいるのは暖房となるわけですね。
そしてそれは、主に室外機に入っているコンプレッサーとファンモータの負荷がより大きくなるということになります。
それでは室外機の中に入っているコンプレッサーとファンモータを見ていきましょう。
こちらがコンプレッサーです。
大きな音や振動がでる部品なので吸音材がグルっと巻かれています。
コンプレッサー自体にもいくつか種類があり、より高価なグレードのエアコンになるにつれ、騒音が少ないコンプレッサーがついているものが多いです。
コンプレッサーの台座には防振ゴムもついています。
続いてファンモータ
大きなファンがついています。このファンを回しているのがファンモータです。
軸が回転して動きますのでこの辺りにグリス等をつけてあげるといいですね。
このようにコンプレッサーとファンモータが室外機で音と振動を出しているわけですが、吸音材や防振ゴム等がついているので、多くの場合は外気温の差で室外機のフル運転で騒音が大きく感じる事があるということが言えますね。
ただ、コンプレッサーの種類や防振ゴムなどが硬化してしまう事も考えられるので、そのような時には室外機と地面の接地面にホームセンター等にある板状の防振ゴム等を引いてあげると振動が抑えられて騒音も小さくなるかと思います。
それでも騒音がなんだかひどい!という場合はコンプレッサーに巻かれている吸音材を足す方法もあったりします。
また上記とは別に、室外機の汚れが原因の時もあります。
特に室外機の熱交換器・フィン部分の汚れは、風の通りや空気の取り込みが悪くなるために、よりファンを多く回すことによることで騒音や電力の増加につながることもあります。
室外機の清掃は騒音防止、節電効果、故障防止につながりますので定期的に行うのも対策になります。
プロのクリーニング業者にお願いするのもおすすめです。
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以上、室外機の騒音が冬の方が大きくなる説明と対策でした。