エアコンの「内部クリーン」は掃除の代わりにならない!?名古屋の現場で見えた落とし穴【キキのおそうじ屋】
🌿 はじめに:内部クリーン=万能と思っていませんか?
「内部クリーンがついてるから、うちは大丈夫!」
──そう話すお客様ほど、実はエアコンの中が真っ黒にカビている。
名古屋のように湿気と気温が高い地域では、
“内部クリーンを使っていてもカビが生える”のは珍しくありません。
この記事では、現場で実際に数百台のエアコンを分解してきた「キキのおそうじ屋」が、
内部クリーンの真実・限界・正しい活用法を“本音で”解説します。
🌀 第1章:そもそも「内部クリーン」とは何をしているのか?
冷房や除湿を使ったあと、エアコンの中は“結露でびしょ濡れ”。
このまま放置すると、カビ菌の温床になります。
そこで内部クリーン機能は、
「送風」や「弱暖房」で内部を乾かし、湿気を飛ばす機能。
言い換えれば、「濡れたままにしない」ための乾燥運転です。
🔧 内部クリーンのしくみ(シンプル版)
-
冷房停止後にファンを回す(送風)
-
熱交換器の水分を蒸発させる
-
内部の湿度を下げ、カビの繁殖を抑える
👉 つまり、掃除ではなく“乾燥”が目的。
内部にすでに汚れやカビがあれば、それを落とすことはできません。
💧 第2章:「内部クリーン」でもカビが生える3つの理由
① 名古屋の湿度は“内部クリーン泣かせ”
名古屋は年間を通して湿度が高く、特に梅雨〜夏の平均湿度は70%以上。
内部クリーンで30分乾かしても、部屋の空気自体が湿っているため完全乾燥できないのです。
実際、当店のクリーニング現場でも「内部クリーンを毎回使っているのにカビ臭い」というケースが多数。
② カビのエサになる“ホコリ・油分”が残る
内部クリーンは「乾燥」はできても「洗浄」はできません。
油汚れ・ホコリが残っていると、そこに湿気が触れて再びカビが繁殖します。
特にキッチンに近い設置やペットのいる家庭では、このパターンが圧倒的に多いです。
③ 送風ファンやドレンパンまで空気が届かない
内部クリーン運転では、風が全体に回らず、奥の湿気が残る構造。
風の通らないファンの裏や排水皿(ドレンパン)では、カビが増え続けます。
🧽 第3章:「内部クリーン」は“正しい使い方”で効果が変わる!
| よくある誤解 | 正しい使い方 |
|---|---|
| 毎回ONにする必要はない | 冷房・除湿を使った日だけ作動させる |
| 電源をすぐ切ってOK | クリーン運転が終わるまで待つ(30〜60分) |
| 掃除の代わりになる | あくまで「乾燥補助」。掃除とは別物 |
💡 コツ:エアコン停止後すぐに電源を抜かない!
クリーン運転が途中で止まると逆効果になります。
⚠️ 第4章:「内部クリーンを使っているのに臭う」場合の原因
それはカビの根が内部に残っているから。
内部クリーンは表面の水分を飛ばすだけで、カビ胞子や汚れを除去できません。
名古屋のご家庭で多い“臭いの発生源”はここ👇
| 部位 | 汚れの原因 | 解決方法 |
|---|---|---|
| 熱交換器 | ホコリ+湿気 | 分解高圧洗浄 |
| 送風ファン | カビ・バイオ膜 | 回転ファン洗浄 |
| ドレンパン | カビ+スライム状の汚れ | 取り外し洗浄 |
💬 「内部クリーン=内部洗浄」と勘違いしている人がほとんど。
実際には“乾かすだけ”なので、汚れが残っていれば臭いは取れません。
🔧 第5章:プロが教える「内部クリーン+分解洗浄」の最強メンテ術
キキのおそうじ屋では、
内部クリーン機能を活かしながら「プロ洗浄」と組み合わせることを推奨しています。
| お手入れ方法 | 頻度 | 効果 |
|---|---|---|
| 内部クリーン | 毎回冷房停止後 | カビの繁殖を抑制 |
| フィルター清掃 | 月1回 | 空気の流れを確保 |
| 分解洗浄(プロ) | 年1回 | 汚れ・臭い・カビを根本除去 |
💡 清掃+内部クリーンを併用することで、再発率は90%以上低下(当社比)
🧠 第6章:内部クリーンを活かすための3つの生活習慣
-
運転停止後、すぐにコンセントを抜かない
-
冷房設定温度を“極端に低くしすぎない”
→ 結露が増えてカビのもとになる -
送風モードを時々使う
→ 内部の空気を循環させ乾燥促進
🧹 第7章:内部クリーンを過信していた実例(現場からのリアル)
💬 名古屋市天白区・戸建て住宅(30代ご夫婦)
「内部クリーン機能があるから掃除しなくていいと思ってました。」
→ 分解してみると、送風ファン全体に黒いカビがびっしり。
熱交換器も湿気とホコリで灰色に変色しており、風量が半分以下に。
内部乾燥は機能していたが、“汚れの温床”は残っていたパターン。
→ 高圧洗浄後は風量と冷却効率が復活。お客様も「冷房が全然違う!」と驚き。
💬 名古屋市中川区・マンション(1LDK・女性一人暮らし)
「臭いがしてきたからアロマでごまかしてました。」
→ エアコン内部には黒カビとホコリの層。
内部クリーンを毎日ONにしていたが、結露した水分が完全に乾いていなかったことが原因。
湿度の高い部屋では、内部クリーン運転中でも“カビがゆっくり繁殖”する。
→ 分解洗浄で内部乾燥後、アロマ不要に。「部屋の空気が軽くなった」との声。
💬 名古屋市緑区・築10年アパート(ペットあり)
「内部クリーンしてるからニオイは防げると思ってたんですけど…」
→ ペットの毛と油分がファンの羽根に付着し、乾燥時に“焼けた臭い”が発生。
内部クリーンでは油分を分解できず、逆に臭いを循環させていた。
→ プロ洗浄で内部の油膜とカビを除去。
その後は「ペット臭が消えた」「部屋がすっきり」とリピート予約へ。
💬 名古屋市昭和区・飲食店の壁掛けエアコン(家庭用機使用)
「内部クリーンを信じて3年ノーメンテ。」
→ 厨房の油煙が内部に付着し、ドレンホース詰まり+水漏れ発生。
クリーン運転では乾燥しきれず、油膜が熱交換器をコーティングして冷却性能低下。
→ 洗浄後は電気代が月2,000円以上下がり、店主も「電気代で元取れた!」と笑顔。
💬 名古屋市名東区・ご高齢夫婦宅
「毎回自動で掃除してくれる機能があるって聞いたから安心してた。」
→ 実際は“内部乾燥+フィルター自動清掃”のみで、内部のファン・ドレンパンはノータッチ。
長年の湿気で内部にカビの層が形成され、運転時に微細なカビ胞子が室内に飛散。
→ 分解洗浄後、部屋の臭いが改善。「孫が安心して遊びに来れる」と喜びの声。
💬 名古屋市守山区・新築3年の戸建て(子育て家庭)
「新しいから大丈夫だと思ってました。」
→ 内部クリーンを設定していたものの、冷房を24時間運転していたため、
内部乾燥に入るタイミングがなく、常に湿気がこもった状態。
分解するとドレンパンの裏側にカビとスライム汚れが…。
→ 清掃後に抗菌コートを施工し、半年後の点検でもカビゼロ。
💬 名古屋市中村区・SOHOオフィス(デザイン事務所)
「デザイン重視で白壁に合わせてるから汚れは目立たないけど、臭いが…」
→ オフィス内は湿気+紙粉+コーヒーの油分で内部に皮膜。
内部クリーンでは乾かせない“微粒子汚れ”が層状にこびりつき、運転時に埃の臭い。
→ プロ洗浄+抗菌コートで空気清浄機レベルの空気に改善。
🔍 実例から見える“共通の落とし穴”
-
内部クリーン=乾燥機能であり「洗浄」ではない
-
湿気・油分・ホコリ環境では効果が半減
-
「毎日使っているのに臭う」は内部の汚れが原因
-
新しいエアコンでも3年でカビが発生することがある
💡 プロの結論:
内部クリーンは“正しい使い方をすれば有効”。
でも、それを維持できるのは「内部がキレイな状態」から始めた場合だけ。
すでにカビや汚れがあるなら、まず分解洗浄→内部クリーンONが正解です。
⚠️ 第8章:「内部クリーン」と「お掃除機能付き」を混同しているケースに注意!
最近特に多いのが、
「うちのエアコンはお掃除機能があるから大丈夫」
というご相談。
ところが現場に行ってみると、実際は**「内部クリーン機能」だけ搭載**というケースが非常に多いんです。
🔍 「内部クリーン」と「お掃除機能付き」はまったく別物!
| 機能名 | 目的 | 仕組み | 掃除できる範囲 |
|---|---|---|---|
| 内部クリーン(内部乾燥) | カビの発生を抑えるために内部を乾かす | 冷房停止後に送風・暖房で乾燥 | ✕ 汚れは落とさない(乾燥のみ) |
| お掃除機能付きエアコン | フィルターのホコリを自動で除去 | 内部のブラシがフィルターのホコリを集めてダストボックスへ | △ フィルター表面のみ掃除、内部は未清掃 |
| プロの分解洗浄(クリーニング) | 内部のカビ・汚れを除去 | 分解して熱交換器・ファン・ドレンパンまで高圧洗浄 | ◎ すべて清掃可能(除菌・防カビ仕上げ) |
💬 名古屋市北区・戸建て住宅(40代ご夫婦)
「お掃除機能付きだから中も自動でキレイになると思ってました」
→ 実際は“内部クリーンのみ”の機種で、フィルターの奥はホコリだらけ。
風量も弱く、吹き出し口に黒い斑点が…。
→ 分解洗浄後に「えっ、こんなに汚れてたの!?」と驚き。
💬 名古屋市瑞穂区・マンション(お掃除機能付き機種)
「自動掃除がついてるから業者は要らないと思ってました」
→ 確かにフィルターはきれいだったが、
送風ファンとドレンパンの裏に黒カビとヌメリが。
→ お掃除機能は“フィルター限定”。
内部は3年でかなりの汚れが蓄積していた。
💬 名古屋市港区・共働きご家庭
「内部クリーンもお掃除も付いてる機種だから、完全メンテ不要かと…」
→ 実際には、どちらも“補助機能”で、内部のカビ・汚れ除去はできず。
結果、フィルター奥にカビ層が発生し、風がカビ臭+湿気っぽい状態。
→ プロ洗浄後は風量が2倍に回復し、「空気が軽くなった」と実感。
🧠 プロが現場でよく言う一言
「“お掃除機能付き”でも、内部はまったく掃除してくれません。」
どちらの機能も“メンテナンスを減らす補助”であり、「掃除を不要にする」ものではないのです。
💡 正しい理解まとめ
-
内部クリーン:内部を乾かすだけ
-
お掃除機能:フィルターの表面だけ
-
分解クリーニング:内部構造全体を洗浄できる唯一の方法
✅ 「内部クリーン+お掃除機能+プロ洗浄」= もっとも長持ちするメンテナンスサイクル
🔧 プロがすすめる理想のメンテナンス周期
| 作業内容 | 頻度 | 効果 |
|---|---|---|
| 内部クリーン | 毎回冷房停止後 | カビ予防・湿気乾燥 |
| フィルター自動清掃(または手動) | 週1〜月1 | 風量確保 |
| 分解クリーニング(業者) | 年1 | 内部の汚れ・カビ・臭い除去 |
📢 キキのおそうじ屋からのアドバイス
「お掃除機能付き」「内部クリーン付き」どちらのエアコンでも、3年以上使っているなら一度は分解洗浄を!
内部をリセットしてから機能を使えば、本来の性能をしっかり発揮できます。
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