今回はエアコンの仕組みについて紹介していこうと思います。
最近は朝晩の冷え込みがありすっかり冬の始まりかな、と感じる日も多くなってきましたね。
お部屋の中を快適に過ごせるようにしてくれるエアコンですが、どのように冷房・暖房をしているのかはご存知でしょうか。
まず、エアコンの冷房・暖房をコントロールしているのは室外機です。
室外機にはコンプレッサー・四方弁・膨張弁・熱交換器の4つが主な構成部品となります。
冷房・暖房の運転の際は四方弁が切り替わって運転しているのです。
まずは暖房サイクルについて解説していきます。
エアコンの心臓と言われているコンプレッサーからサイクルを説明していきます。
コンプレッサーで圧縮されたとても熱い冷媒は四方弁を通りそのまま室内へ流れていきます。
四方弁とは室外機に入っているこのようなものです。
四つの弁がついているから四方弁。
この四方弁が冷房・暖房のサイクルを切り替えているとっても大事な部品です。
冷媒は熱い状態のまま室内機へ流れ、室内機の運転により暖かい風を室内へ送ります。
室内機へ熱を運んだ冷媒は室外機へ戻っていきます。
膨張弁・室外機熱交換器を通りコンプレッサーへと戻っていきます。
このサイクルを繰り返して暖房運転をしています。
続いて冷房サイクルはこんな流れになります。
コンプレッサーから圧縮された熱い冷媒は四方弁を通り、
室外機熱交換器へ進みます。
熱交換器で冷やされた冷媒は膨張弁へ進み一気に膨張されキンキンに冷やされて室内機へ流れていき、室内へ冷たい風を送り室外機へ戻っていきます。
このように四方弁の切り替わりで冷房・暖房をしているのです。
例えば、冷房はしっかり効くのに暖房にしても暖かい風が出てこない!
逆に暖房はしっかり効くのに冷房が冷たくない!
なんていう症状があれば四方弁が固着してしまい、悪くなっている可能性があるわけですね。
また、冷房が全然効かない!という症状は冷媒が足りない、ガス抜けしている。という事も考えられます。
通常、冷媒は漏れないようにエアコンと接続されていますが、無理に室外機を動かしたりすると接続部分から冷媒ガスが漏れてしまい、抜けてしまう。なんて事もあり得ますので、室外機はあまり動かさないようにしてくださいね。
ちなみに冷媒ガスが不足していると
冷房運転時に室外機の細い配管(冷房送り側)に霜がついてしまう状態になるので参考にしてくださいね。
ガスも抜けていなそうだけど、効きが悪い。。。
そんな状態の場合は室内機の汚れが原因の可能性も高いです。
夏の冷房シーズンに頑張ってくれたエアコン。暖房シーズンに一度クリーニングでキレイにされてみてはいかがでしょうか。
キキのおそうじ屋へお問い合わせお待ちしております。